Vol.27 グリーンツーリズム(都市と農村との交流)酪農体験のできる「きいれ牧場ミルク工房」に潜入せよ

皆さんは、「グリーンツーリズム」という言葉をご存知ですかsign02

「グリーンツーリズム」とは、都市住民が農村などにホームステイして農作業を体験したり、その地域の文化や自然に親しんだりする余暇活動のこと。

ちょっと耳なれない言葉ですが、農林水産省が農村振興の一環として推進している運動です。全国で展開されていて、鹿児島県内でも5カ所の牧場・農園が中央酪農会議、酪農教育ファーム推進委員会からその活動の場として認証されています。
鹿児島市街地にほど近い場所にある「きいれ牧場ミルク工房」もその中の一つで、酪農体験ができると聞き、ポティカスタッフのトクトクが、早速おじゃましてみることにrvcar


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鹿児島市方面から産業道路を走り、道の駅喜入の交差点を右折、頴娃ICに向かって車rvcarを走らせると、「きいれ牧場ミルク工房」の看板が見えてきました!


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さらに案内に従って緩やかな坂をのぼりきると、天気の良い日は桜島fujiも望めるという見晴らしの良い高台。そこには牛舎と宿舎、小鳥や動物たちの鳴き声、そして心地よい風が吹いていました。
そんな素朴な空間で迎えてくれたのは、乳牛40頭、子牛15頭、出産をひかえた8頭の牛たちtaurus、そしてやぎ3頭capricornusに、にわとり4羽でしたhappy01

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 今回、お話を伺ったのは「きいれ牧場ミルク工房」の代表 鎮守喜代美さんです。

鎮守さんは、農家に嫁いだことがきっかけで、グリーンツーリズムに出会い、もっと深く学びたいと視察研修のためドイツを訪問。長期滞在でヨーロッパの農業、活発なグリーンツーリズムの活動に魅了された方です。

その後もフランス・イギリスを訪問し、これからの農業、グリーンツーリズムのあり方を探求している日本でも数少ない女性農業経営士なんです。牧場を切り盛りしながら各地を飛び回り、地域と人、グリーンツーリズムの輪を広げる行動派の元気なお母さんでもあります!

ここ、「きいれ牧場ミルク工房」ではそんな喜代美さんを中心に、ご主人と北海道の大学で農業を学んだ長男(牛の世話担当)と栄養士の長女(食品加工担当)の家族4人がそれぞれ役割を分担して動物たちといっしょに生活しています。
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トクここでは酪農の体験ができるとお聞きしました。どんな内容ですか

answerグリーンツーリズムに基づいた酪農体験学習を実践しています。
体験には日帰りコース宿泊コース(夏休み・冬休み・春休みのみ)があります。
日帰りコースは乳製品の加工体験を。
宿泊コースは親子を対象にした宿泊体験コースと、モウちゃんクラブ(夏休み・冬休み・春休みのみ)という、小学生を対象としたグループ宿泊体験コースがあります。
※モウちゃんクラブは子どもだけ、保護者は参加できません。送迎は保護者の方にお願いしています。
宿泊コースは親子での参加のほか、幼稚園・学校単位での参加、職場の研修としても受入れています。県外からいらっしゃる方も多いんですよ。


トク体験ではどんなことをするのですか?

answer私達は「まきばの教室」と呼んでいますが、まず、牛ややぎの心臓の音を聴診器で聴きます。生き物の「いのち」を感じることが目的です。
それから牧草や水をやったり、身の回りのお世話や乳搾り(搾乳の時間の都合で体験は宿泊者のみ)をします。動物たちとふれあうことで、初めは消極的な子供たちも次第に愛情をもって接するようになります。
でもそれだけが目的ではありません。
ここでは子供たちに弱肉強食の自然の摂理を知ってもらい、いのちの尊さを教えているんです
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牛クイズ搾乳体験動物の心音を聞く

動物にふれる、子供達の瞳が輝いてますね shine
実際に生きている動物達を肌で感じながら、「いのち」について考える。
いい機会ですね。


トク愛情をもって育てた動物を結局人間は食する。
子供たちにはちょっぴり残酷な現実のような気もしますが・・・


answer牧場を訪れた子供たちは、動物をかわいいと言ってかわいがります。
そして、『みんな、この牛を食べてるんだよ。』と言うと
『かわいそうだから食べないよ。』 と口々に言います。
『でも焼肉は大好きだよね。』と問いかけると、子供たちは『大好き』と答えます(笑)

こんな自然の摂理を知ればこそ、自然を、いのちを、大切にする気持ちが育まれます。
そして食べ物を粗末しない、感謝の気持ちが生まれるんです。
それが「食育」です。


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なるほど〜、体感するのですね。
この体験が子供達の心に、響いていくんですね。


トク加工体験は楽しそうですね。何を作るのでしょうか。

answer搾乳した牛乳を使ってバター、チーズ、パン作りをします。
基本的にはバターはシェイクして成分を分離させ脂肪分を集めます。チーズは酸を加えて牛乳に含まれるタンパク質を固めます。いずれも所要時間は約20分程度です。作り方自体はシンプルですが、自宅ではなかなか作る機会がないでしょう?
パンは、きいれ牧場のオリジナルで熊本から仕入れた純国産の高品質な小麦粉と、牛乳だけを使って焼きます。無殺菌の牛乳に含まれる菌が醗酵を助けるためイースト菌も通常の5分の1で大丈夫。低温でじっくり焼いたパンは持ち帰りも可能です。


トクグリーンツーリズムの活動の場として体験希望者を受け入れるほかに、牧場のおもな仕事はどんなことでしょうか?

answer牧場の仕事は早朝5時の搾乳から始まります。最近はロボットで搾乳するようになって負担は軽くなりましたが、やはり牧場の重要な仕事のひとつです。絞った牛乳は無調整のまま瓶詰めしたものを販売・宅配もしています。また加工体験で指導しているパンは販売用にも製造しています。


notes牛乳と手作りパンは宿泊された方の朝食のメニューに登場notes

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今日は特別に、宿泊コースの朝食メニューbreadを作って頂きましたheart02
ちょっと失礼して「いただきま〜す」

牛乳は、市販のものより脂肪分も多く濃厚なはずなのに、さっぱりとした口当たり!口の中でかすかに広がる甘味せいでしょうか、牛乳の苦手な私でもおいしく飲めました。無調整ですが、冷蔵庫で4日間は保存が可能だそうです。パンbreadはもっちり弾力があり、牛乳taurusがたっぷり使用されているため、カルシウムが豊富なので高齢の方にも人気だそう。

宅配も口コミで広がっているので、家族4人では限界が…。そこで牧場の入り口付近に売店「きいれ牧場みるく」をオープンさせることにしたそうです。おじゃました時も店舗オープンの準備に大忙しでした。

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あくまでも自家製の食材で自らの手作づくりにこだわったお店。建物も敷地内で伐採した木材を使った手作りです。「きいれ牧場みるく」では、ソフトリームとポケットサンドをメインに牛乳や乳製品を販売予定です。
開店は朝10時からですが、素材から「手作り」のため数に限りがあり完売し次第の閉店になるそう。お店の情報はこのページの最後にご紹介します。

トクこれからの「きいれ牧場ミルク工房」はどう展開していくのでしょうか

answerヨーロッパの食事は、会話を楽しみながら、テーブルに並べられた料理を自由に組み合わせて大胆に食べるスタイルが主流なんです。
ゆくゆくは、木陰でゆっくりと食卓を囲む。牧場の一角にそんな場所を作りたいですね。牧場の自然食材を使った料理をヨーロッパスタイルで食べるレストランを開き、地域の方や牧場にこられた方に、体にやさしい料理と交流の場を提供するのが夢です。

鎮守さん、どうもありがとうございました。happy01

皆さん、グリーンツーリズムの活動を理解できましたか?夏休みに親子で酪農体験taurusっていうのも、子供さんにとって、いい経験になりそうですね!興味がある方は、定員に限りがあるようなので、事前にお問い合わせして下さいね。


★きいれ牧場体験学習 年中無休(要予約)★

 ●日帰り体験コース
  ・ミルクパン&チーズ作り体験(通年)
  ・燻製作り&チーズミルクパン体験(11〜3月)
 ●宿泊コース
 ●モウちゃんクラブ(小学生)

農業農村宿泊体験館 きいれ牧場 ミルク工房(地図:A
鹿児島市喜入町喜入10167
TEL/FAX 0993-45-2182(代表:鎮守)


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taurus きいれ牧場 みるく taurus
2009年6月1日オープン!
地図:B

ソフトクリーム、ポケットサンド、
牛乳、乳製品を販売。
営業時間:10:00〜15:00
※手作りのため、売り切れ次第閉店です。

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より大きな地図で 勝手に調査隊 を表示

 
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